時々パパ日記

共働きで妻と2歳半の長男と3人、日々の出来事や思ったことを書いています。

株とリスクの話〜それでも大儲けしたい人のために〜

昨日は「損をしたくなければリスクを避けるしかない」ということで、ごく当たり前の話を書いてしまいました。今回も当たり前の話なのですが、ちょっと方向を変えてみます。

リスクを避けると言っても、人間なのでどうしてもリターンを大きくしたいものです。

あくまで個人的な意見なので、話半分に聞いてもらいたいと思います。

あなたが株について、自分はよく知っていると自負していないなら、まずは金融商品や投資対象の銘柄選びよりも先に、相談できる相手を探してください。

株に詳しい人間とはそうそう出会えないと、思うかもしれません。

ネット証券は別ですが、多くの証券会社では一人の顧客につき一人の担当者がつきます。大手の証券会社の場合は、担当者の変更が頻繁にあるので割り切って付き合う必要がありますが、中小の証券会社ではよほどの事がない限り担当者は一生変わりません。会社の運営方針によっても違うと思いますが。

もちろん、株に詳しくてあなたの事を親身になって考えてくれる友人、たとえ自分が損をしている時でも冷静にあなたの利益の事を考えてくれる友人がいれば別ですが、証券会社の優秀な営業マンであればこれに近い形で対応しようと努力してくれるはずです。

株の営業マンと聞くと、なんだか怖い、どんどん訳のわからない商品を勧めてきそう、プライドが高くて言い返せないんじゃないか、などいろいろとネガティブな印象を持っている方もいると思います。なので、そうではない人を探してください。

そして、昨日の話とは逆の事を言ってしまいますが、株の営業マンと良い関係を築こうと思うなら、数年に一度の電話では難しいです。頻繁に取引をする覚悟を決めてください。そもそも、昨日の記事と今回の記事では趣旨が違います。良い関係を築いていくためには、相手の知識を借りながら顧客側も相手の成績にコミットした方が良いと思います。

言い換えれば馴染みの料理屋を探すようなものです。店の主人と仲良くなりたいのなら、なんども食事に行った方が良いと思います。たとえ毎回高級料理を注文するわけではなくても。

株の営業マンといっても色々な人がいます、また、証券会社によっって営業方針がとても違います。なのでまずは証券会社に電話をかけて、口座を作って取引を始めたいという事を伝え、こちらの希望を伝えながらその証券会社の社風を伺ってください。

引越しをする時はまず、色々な賃貸物件を見に行くと思います。一時的になるか一生住むことになるかはわかりませんが、立地や間取りなど色々な条件を真剣に検討すると思います。

中小の証券会社、特に地場証券と呼ばれる地域密着型の証券会社では営業マンと顧客の関係が非常に強い場合が多いです。結婚式に呼んだり、祝電をもらったり、家を買うときに相談したり、将来の相続の相談をしたり、顧客との付き合いが20年を超える営業マンも多いです。そういう相手を探すんだというくらいの気持ちで証券会社に電話すると良いと思います。電気屋さんの店員と同じで、説明が下手だと思ったら別の店員に変わってもらうか、よその電気屋さんへ行けばいいだけの話です。この人となら付き合えると思える証券マンを探してください。

自分は断るのが苦手だから、と思う方もいるかもしれません。そんな時は「よく解らないので、買いません」と伝えてください。何年も前から、金融庁は証券会社に対して「顧客の理解に合わせた取引」を非常に強く求めています。売買に関する全ての通話は録音保管が義務ずけられているので「解らない」「そう思わない」という言葉に証券マンは絶対に逆らえません。

最後になってしまいましたが、担当者を通す証券会社はネット証券よりも手数料が高いです。非常に高いと言っても良いです。どこかの銘柄を買って、のちに売却すると1%近く取られるところも普通にあります。ただ、営業マンと付き合いながら取引を進めていこうと考えているのなら、数分取引が遅れた、早かっただけで値段が数パーセント上下してしまうという経験をなんどもするでしょう。そんなときに「ちょっと待ったほうが良いかもしれませんね」というようなアドバイスをくれる相手なら、多少手数料が高くてもよいのではと思います。


続きます