時々パパ日記

共働きで妻と2歳半の長男と3人、日々の出来事や思ったことを書いています。

株とリスクの話〜損をしたくなければリスクを避けるしかない〜

今回は株の話です。

株のリテラシーなどの文脈で、特に強調されていることの一つにリスクの話があると思います。それも、危険性を周知する内容が多いように思います。確かに商品のリスクに対する認識の不一致から出発するトラブルはとても多いです。

金融商品のトラブルに関しては日本証券業協会などが運営するFINMAC(フィンマック)という組織が仲介役として機能しています。同機関のHPで最近どんなトラブルがどのくらい発生しているかを確認することができます。株をやっている方、やろうかと思っている方は見ておいて損はないサイトです。トラブルの際に駆け込むことになるのもこの機関になります(証券会社はなかなか紹介してくれないかもしれませんが)。

http://www.finmac.or.jp/

多分、株に夢を託そうという方の場合、リターンをとても多く見積もっているんじゃないかと思います。テレビや本屋の店先で、元本数百万から始めて今では数億円といった話も時々目にします。

利益がこのあたりの数字になると、株ではなく宝くじの話と思って聞いた方が良いと思います。それも、外れると同じくらいの借金が降りかかる危ないものです。つまりリスクが非常に高いわけです。

そういった高リスクの商品と、年率5%前後の例えば投資信託などは全く違います。方や年率5%、方や年率数百%、同じはずがありません。このあたりの区別をはっきりさせることが、金融リテラシーを啓蒙する一番の意義かもしれません。金融商品に関するトラブルの中にも、リスクが低いという説明だったのにハイリスク商品だったというトラブルが多くあります。

年率5%くらいであれば、投資信託の投資対象もだいぶしっかりしてきます。ちょっと夢の無い数字に見えますが、15年も運用すれば倍になるので子どもの学費のためなどにはちょうど良いと思います、このくらいの利率の商品を数年毎に時勢に合わせて買い換えていくというのも一つの作戦です。頻繁に入れ替えてしまうと手数料で利益が飛んでしまいますが、世の中は変化するので同じ商品を持ち続けるというのも得策ではありません。

多くの証券会社は、株よりも会社への利益が大きい投資信託を勧めてくるので、頻繁に売買する意思がないことをハッキリと伝えた上で、例えば選挙や社会情勢が大きく変わろうとしている時に担当者に連絡して意見を聞くというのが良いと思います。