時々パパ日記

共働きで妻と2歳半の長男と3人、日々の出来事や思ったことを書いています。

結婚生活という人生を考える〜職業と子育ての話(2)〜

前回は、可処分時間とか、どこまで専心できるかといった話でした。

今回は場所の話。

誰でも、ある程度場所に縛られて生きているんじゃないかと思います。ホテル暮らしの本格的なノマドワーカーは別ですが、結婚したり、子どもを持ったりという事を考えると、どうしても場所の制約が出てくる。

総合職と一般職といった違いも、転勤の有無で語られることが多いと思うし。他に場所の制約が働く場合として転職を考える時があると思います。

公務員や地域密着型の中小企業でもないかぎり、転勤や出向は普通に起こることだと思います。そして地域密着型の中小企業は、場合労働条件が十分ではない場合も多いと思う。となると、安定した大企業では転勤リスクがあり、中小企業では転職のリスクがある。公務員にしても教員などは移動があるわけなので、働き続けるには場所の問題をどうするかを考えないといけない。

もちろん、独り身で親も健全なら問題も少ないかもしれないけれど、そうもいかない。パートナーの実家から離れることで、子どもの世話などの援助が受けられなくなれば負担が増えるわけだし、海外転勤なんていう事になったら、子どもの一生にも大きな影響が出てくる。

つまりは、結婚や子育てを考えると「できれば転勤はしたくない」という結論が多くなってくる。もちろん、都会暮らしや海外生活を夢見るカップルが転勤に喜ぶ、というケースもあるかもしれないけれど。

以前勤めていた証券会社のベテラン社員には、大手のN證券を定年退職して再就職した方が数人いました。話を聞くと皆高卒で入社して定年までに20回くらい転勤している。全て妻子を連れてまわったという方もいれば、一箇所に家を買って自分だけ動き回ったという方もいました。彼らは職業を最優先で生きてきた方々で非常に尊敬しているけれど、前回のワークライフバランスという言葉とはかけ離れた生き方だと思うし、この問題は多かれ少なかれ、解決しないといけないけれど、すっきりした答えがまだ見当たらない。