時々パパ日記

共働きで妻と2歳半の長男と3人、日々の出来事や思ったことを書いています。

子どもがノロウイルスにかかった話:3、病院の救急外来で

息をしないまま救急車で運ばれていった長男を追って、車で病院へ向かうことになった。

着替えをし、保険証などの書類が入っている袋を持って出発した。救急車が向かったのは少し離れた総合病院。今までに何度かお世話になっているので慣れている。裏手にある救急外来へ直接向かう。

どこの病院も同じか知らないけれど、救急外来の待合室はいつ来ても雰囲気が沈んでいる。何脚もならぶ横長ソファーの隅に、一家族か二家族、神妙に黙り込んで何かを待っている様子は何と言っていいか分からない。

そんな救急外来の受付を済ませてソファーに座ると、遠くから子どもの泣き声が聞こえてきた。扉越しなのではっきりしないけれど、長男の声なら嬉しいと思った。以前この病院にお世話になったときは、辛そうな長男の泣き声が悲しかった事を思い出して、そんな日々が戻ってきてほしいと思う。

しばらくすると「○○さん、お入りください」というアナウンスが流れ、取ってが大きな分厚い扉を開けると、奥から間違いなく長男の泣き声が聞こえてきた。

「ああ、よかった、大丈夫なんだ」と思った。

続きます