時々パパ日記

共働きで妻と2歳半の長男と3人、日々の出来事や思ったことを書いています。

良い産婦人科を探して(2)

分娩室に妻と二人、妻はだいぶ辛そうに定期的に痛がっていた。あんまり辛そうなので、何度かナースコールを押して看護師さんを読んだのだけれど、「まだですね」といったような事を言って部屋を出て行ってしまう。

こちらは初めてだし、向こうは専門家だから、看護師さんの方が正しいのだろうと思って妻を励ましていた。この時、妻は斜めに寝ていて、テレビで見るような分娩の姿勢にはまだなっていなかった。この状態でどのくらい待っていたか忘れてしまったけれど、今度は妻が「出てる!」と言うので、ナースコールをした。看護師さんは「まだですね」と言うだけで、今度もまた帰ってしまった。その直後に、妻が本当に辛そうな声を出して身をよじったので、びっくりしていると妻の向こうから「おぎゃあー」とテレビでよく聞く赤ちゃんの鳴き声が聞こえてきた。さすがに僕も大声で叫んで看護師さんを呼んだ。さっきから出入りしていた看護師さんと、もう一人の年配の看護師さんがドタバタとやってきて、へその緒を切ったり、赤ちゃんを拭いたり、妻に対してもやっと介抱らしいことをしてくれて、あとは多分普通の出産と同じように処置してくれたのだと思う。

今では長男も無事に育ってくれているので、安産だったと思えば良いのだけれど、分娩室で妻と二人、なんどもナースコールしたのに結局は誰の手にも受け取られずに、ベッドに転がり出てきた長男の出生を考えると、やっぱりこの産院にたいしては良い感情を持てない。後から、妻が別の若い看護師さんに聞いたところでは、この時は別の妊婦さんの帝王切開で院長が手一杯だったとのこと。結局、病院側からは説明がなかった。

当然喧嘩しようと思えばいくらでもできたと思うけれど、妻は結婚式などイベントを大切にするので、せっかく幸せな思い出で飾ろうと努力してきた長男の出産をこれ以上つまらないものにしたくなかった。なのでお世話になりましたという形でおとなしく退院した。そういえば、ドタバタの影響だったのか、へその緒をもらっていない、、、。

長男の出生がこんな具合だったので、小綺麗なだけで参院を選ぶのも考えものだね、ということで、今回は少し大きめのところにお願いする事にしました。妻の話では、先生もよく話を聞いてくれて説明も丁寧だったとのこと。これから、どんな物語が始まるかはわからないけれど、無事に話しが進んで欲しいと思っています。

 

余談だけれど、長男誕生の時、てっきり先生の後ろから出産を見学するんだろうという気持ちでカメラを持って行ったのだけれど、それどころではなく、妻が頑張っている時などはほとんどシャッターを切れなかった。もちろん、そのほうがよかったので、全く悪い出産というわけでもなかったと思っています。

写真は2年数か月前、出生直後の長男

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