時々パパ日記

共働きで妻と2歳半の長男と3人、日々の出来事や思ったことを書いています。

結婚生活という人生を考える〜籍や名字のはなし〜

今現在、僕はほとんど家事や子育てを手伝えていない状況なので、こんな文章を書くのもどうかと思うけれど(そろそろブログのタイトルも変えようと思っていますが)、物の考え方や感じ方は年齢や状況に応じてどんどん変わっていくから、現時点の僕の考えのスナップショットとして書いてみます。

無視できない戸籍の話

日本ではまったく対等な関係での婚姻というものは存在しない、と思います。

それぞれの親の子供として、それまでは対等だった関係が、さあ結婚しましょうという段階になって、「君が僕の籍に入るんだよね?」という事をはっきりさせないといけない。実際には二人で新しい籍を作るので、この言葉は「名字は僕のもので良い?、新しい籍の筆頭者は僕だよね?」という意味になる。名前の話しに関連して、その姓の側の親と養子縁組するかどうかも決めないといけない。

僕と妻の話をすると、僕たちはお互いの両親とは離れたところで生活することが決まっていたので二人の考えで決められたこともあり、二人で話した結果をお互いの両親に報告する形で、姓は妻のもの、養子縁組は無し、戸籍は二人で住むことに決めた賃貸マンションの住所、筆頭者は妻、という形にしました。

形式的な部分は妻側によせて養子縁組をしなかったという事です。僕が長男で妻には兄がいるので、人によっては「なんで?」と言われる事もあるけれど、妻は自分の姓を大切にしていたし、僕は姓には妻ほど拘らないけれど両親との関係は大切にしたいと考えていたので、良い形でまずは収まったと思っています(あくまで僕の方は)。養子縁組しても、実親との関係を切るかは別の問題ですが、名前を変えた時点でだいぶ僕側の一族的には出て行った感が出てしまうので、扶養関係は今のままという形で印象が薄まるのではと考えてこの形をとりました。正直、こんな事を考えなくてはいけない時点で何かおかしいのでは、とも思いますが。

妻側の名字にして良かった点としては、妻側の田舎に帰ったときに(養子縁組していない点についてはどう思われているか分からないけれど)一族の者として迎えてもらえる点。やはり、名字が妻側というのは効いていると思います。あまり旧家という雰囲気ではないので序列的なことが気になるシーンにはまだあったことがありません。

同じく、僕の両親はもとより、僕の方の田舎に帰ったときにも、関係が悪くなったと感じる事は少ないです。

続きます