久しぶりに妻と喧嘩して思ったこと
土曜日に久しぶりに妻と喧嘩した。いきさつは書かないけれど、日曜日まで持ち込んでの言い争いになってしまった。最近は比較的に平和が続いていたのだけれど、せっかくの土日が削れてしまって残念。
言い争っている最中、長男は割と平気な雰囲気で、僕の方に来ては
「まま、おこってる」
と言い、
妻の方に走って行っては
「ぱぱ、おこってる」
と、双方を行き来していたけれど、どう感じているのかはわからない。
以前はお互いの声音に反応してか、すぐ泣き出していたのだけれど。今回は知らないふりをしているような感じだった。
ブログを検索すると、以前に喧嘩の事を書いたのは昨年の11月だった。
今日は妻と喧嘩して別行動。ハードディスクのパーティションの話。 - 時々パパ日記
この時はその後の記事で、お互い両親と離れていることが、仲直りに役立っているといったことを書いていたけれど、争い始めるとなかなか治らない。
何心理学の話かは忘れてしまったけれど、たしかアメリカの実験で、意見が分かれた際に徹底的に話し合うのは良いことか否かを調査したものがあったはず。
ある程度の数のカップルに協力してもらい、あるグループにはもめた時にトコトン議論してもらい、もう一方にはなるべく議論をさけてもらう、といった方法で結果の追跡を行った実験だったはず(もしかしたら追跡ではなくて、仕掛けて観察だったかも)。
あくまでこの実験ではという事だけれど、結果は、徹底的な議論は必ずしも良い結果に繋がるとは限らない、ということ。根詰めて議論したカップルはお互いを理解するケースだけでなく、溝が深まって決裂するケースも多く、事なかれ主義のカップルよりパフォーマンスが悪かったということ(ちょっと実験内容を詳しく覚えていないのだけれど、だいたいこんな内容)。
日本人からすると、ふーん、くらいにしか感じないかもしれないけれど、子供の頃から主張し、議論することの大切さを教え込まれているアメリカ人にとってはそれなりに驚きがあったのかもしれない。だからこそ、海を越えて日本の大学にも伝わってきたのだと思う。
事なかれ主義に走っても、お互いの距離が縮まるかは別の問題のような気がするけれど。
写真は一応仲直り後に訪れた公園で、一人でアヒルに乗ろうとしている長男。